兎絲子 としし

生薬中薬学用語(C)東洋医学・鍼灸・漢方辞典dictionary oriental medicine生薬・中薬学用語

兎絲子とは?

補陽益陰固精縮尿明目止瀉

本サイトは、東洋医学・中医学・鍼灸などを学ぶ人が、その学習の助けになるようにと制作しているものです。それ故に、本サイトの内容は細心の注意を払って正しい内容を書くように努めております。しかしながら、不十分な点もまだまだあると思いますので、その場合はご意見・ご指導などを賜りたいと思います。コメント欄にご一報下さい。
本サイトは一般の方に向けたものではありませんので、この情報を元に自己判断・自己診断して処方をしたりしないで下さい。
さらに、この情報を元に安易に他人にアドバイスをしたり、安易なシェアをするようなことはなさらないようにしてください。
症状がある場合は自己判断せずに、適切な医療機関の受診を受けて下さい。

兎絲子の出典

『神農本草経』

兎絲子の分類

  • 補虚薬
    • 補陽薬 ←兎絲子

兎絲子の性味・帰経

性味: 辛・甘 / 平

帰経: 肝経・腎経

兎絲子の効能・主治

  • 補陽益陰
  • 固精縮尿
  • 明目止瀉

兎絲子の応用

1.腰膝痠痛・陽萎・滑精・小便頻数・白帯過多

兎絲子は補腎陽、補腎陰で、かつ固精縮尿という効果がある。
『百一選方』には、兎絲子、杜仲などを等分した山薬湖丸というのがあり、これを飲むと腰膝痠痛を治すことで知られる。
五子衍宗丸は、兎絲子に枸杞子、覆盆子、五味子などを配合して陽萎遺精を治す。
菟絲子丸は、兎絲子と鹿茸、桑螵蛸、五味子などを配伍して小便不禁を治す。
茯菟丸は、白朮、石蓮子を配伍して遺精や白濁、あるいは尿有余歴を治す。

2.目暗不明に用いる

兎絲子は補肝明目の効果がある。
例えば駐景丸は、兎絲子、熟地黄、車前子から組成されており、肝腎不足、明暗不明を治す。

3.脾虚便溏あるいは泄瀉

兎絲子には補脾止瀉の効用がある。
『方脉世宗』にある方で、兎絲子に黄耆、党参、白朮などを配伍したものがあり、これは、脾気不足、飲食減少、大便不実を治す。

4.その他(肝腎不足・胎元不固・陰虧消渇などの証)

寿胎丸のように、兎絲子と続断、桑寄生、阿膠などを配伍して胎漏下血、胎動欲堕を治療する。
『全生指迷方』では、単用で本品の研末を蜜丸、あるいは散剤にしたものを服して消渇を治すという記載がある。

兎絲子の用量用法

10~15g
本品は平補の薬であるが、特に補陽に良い。故に、陰虚火旺で大便燥結、小便短赤があるものは服用しないようにする。

参考資料

コメント

  1. […] 兎絲子 120g […]

タイトルとURLをコピーしました