五十音別

東洋医学・中医学・薬膳・鍼灸の用語を50音でまとめました

【漢方薬・方剤】小建中湯について
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【漢方薬・方剤】小建中湯について

小建中湯とは? この記事のポイント 小建中湯は『傷寒論』に初出する、温裏薬の代表として幅広く使われる方剤の一つである。大人から子供まで、利用できる範囲も広い。それぞれの状況に応じて生薬の加減をして利用されることも多い。 …

柴胡
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柴胡

柴胡とは?  この記事のポイント 柴胡は心包経、肝経、三焦経、胆経に帰経する生薬。傷寒の邪が少陽にあって寒熱往来、胸脇苦満などの症状があるときや、肝気鬱滞して脇胸脹痛、頭痛、月経不調などがあるときに使うことができる。また…

噯腐 あいふ・噯気 あいき・噫気 あいき
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噯腐 あいふ・噯気 あいき・噫気 あいき

噯腐・噯気・噫気とは?  胃内に滞食したものの気味が口中に排出されたものを噯腐という。『傷寒論』では「乾噯食臭」ともいう。多くは消化不良によって現れる。  胃内から排出されたもので、物がなくて息だけであれば「曖気」という…

撮空理線 さつくうりせん
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撮空理線 さつくうりせん

撮空理線とは?  撮空理線(さつくうりせん)とは、病状がとても重いときにでるものである。「撮空」とは、意識がはっきりしないなかで、空間に向かって両手を伸ばして物を取ろうとするようなしぐさ。「理線」とは拇指と食指で糸をよる…

循衣摸床 じゅんいもしょう
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循衣摸床 じゅんいもしょう

循衣摸床とは?  循衣摸床(じゅんいもしょう)とは、意識が朦朧(もうろう)としているときに、両手で衣服をまさぐったり、布団の縁をなでたりする動きのこと。意識してやっている行動ではなく、無意識でされている。 多くの場合、邪…

手足厥冷 てあしけつれい
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手足厥冷 てあしけつれい

手足厥冷とは? 手足厥冷  「手足厥冷」とは、四肢の冷えが肘より上、膝より上に現れた症状のことを言う。「手足逆冷」「四逆」とも言う。 寒熱の分類がある。寒証の手足厥冷は、陰寒内盛、陽気衰微によるもので、陽気の温暖が四肢に…

厥 けつ
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厥 けつ

厥とは? 厥  「厥」には以下の三つの意味がある。 1) 逆気(下から上に突き上げる)のことで、通常はこれは腹部の上から心胸部に至るもの。多くは寒邪が病になったものを指す。 2) 忽然と昏暈する、人事不省。原因は多種ある…

五味消毒飲 ごみしょうどくいん
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五味消毒飲 ごみしょうどくいん

五味消毒飲とは? 五味消毒飲の出典 『医宗金鑑』 芍薬湯の分類 癰瘍剤 ← 五味消毒飲 五味消毒飲の組成 金銀花 20g 野菊花 15g 蒲公英 15g 紫花地丁 15g 紫背天葵子 15g お酒を加えて飲む ※用量は、…