治法治則用語

東洋医学・中医学における治療法則・治療原則についてまとめたカテゴリーです。

正治(せいち)・逆治(ぎゃくち)

正治(せいち)・逆治(ぎゃくち)

正治・逆治とは? 正治・逆治の概念 どんなときに使う治法か?  正治(せいち)とは、対象となる証候の性質とは逆の方向から治療することを言う。逆の方向から治療するため、正治は逆治(ぎゃくち)とも呼ばれる。“逆”というのは、…

土鬱奪之

土鬱奪之

土鬱奪之とは? 土鬱奪之の概念 どんなときに使う治法か? 「土鬱」とは、湿邪が中焦(脾胃)を欝阻している状態のことを言う。「奪」とは、湿を取り除いて滞りをなくしていくことである。 例えば湿熱が中焦に鬱しているとき、腹痛や…

昇提中気

昇提中気

「昇提中気」とは? 脾気(中気)が上らなくなると、体の中のものを支える力が弱くなり、久瀉、脱肛、子宮下垂などの症状が出てくる。弱った脾気(中気)を回復していく治療法則を「昇提中気」という。 [quads id=1] 昇提…

塞因塞用 そくいんそくよう
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塞因塞用 そくいんそくよう

「塞因塞用」とは? 「塞因塞用」の概要 塞因塞用は、『素問・至真要大論』に初出する反治法の一つである。 塞因塞用とは、補を以て塞を開くことである。 すなわち補益薬を用いて閉塞不通の症状をもつ病証を治療することである。 […

扶正袪邪 ふせいきょじゃ
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扶正袪邪 ふせいきょじゃ

「扶正袪邪」とは? 「扶正袪邪」の概要 「正」とは、人体の正気のことをいう。 「邪」とは、体に悪さをする邪気のことをいう。 「扶正」とは、正気を扶助して強めること。またそのための薬や経穴を用いること。 「袪邪」とは、邪気…