阿是穴 あぜけつ
|

阿是穴 あぜけつ

阿是穴とは?  この記事のポイント 阿是穴は、十二正経や奇経八脉上にある経穴ではなく、一定の部位や経脈上にはない。ただし、広い意味では、経外奇穴、奇穴といったものも含まれることがある。 阿是穴について  阿是穴は、十二正…

噯腐 あいふ・噯気 あいき・噫気 あいき
|

噯腐 あいふ・噯気 あいき・噫気 あいき

噯腐・噯気・噫気とは?  胃内に滞食したものの気味が口中に排出されたものを噯腐という。『傷寒論』では「乾噯食臭」ともいう。多くは消化不良によって現れる。  胃内から排出されたもので、物がなくて息だけであれば「曖気」という…

温病
|

温病

温病とは? 温病は傷寒論とは異なる病程を示す熱病である。 温病の概念 温病とは、温邪が引き起こす多種多様の急性外感熱病の総称である。 温邪は陽邪の一種であるから、陽熱の特性を具えている。 温邪には多種多様のものがある。 …

引火帰原 いんかきげん
| |

引火帰原 いんかきげん

「引火帰原」とは? 「引火帰原」の概要 引火帰原とは、腎の虚火が上昇しているのを治療する方法である。 腎火が上昇することを、「浮火」あるいは「浮陽」という。 この「浮火」「浮陽」という状態になると、上熱下寒、面色浮紅、頭…

胃熱(胃火) いねつ・いか
| |

胃熱(胃火) いねつ・いか

胃熱・胃火 胃熱が盛んになると、鬱した化火が上炎する。 すなわちこれが胃熱・胃火である。 胃熱や胃火の多くの原因は、邪熱が胃を犯すことにある。 酒の飲み過ぎ、辛いものの摂りすぎ、脂っこく味の濃いものの摂りすぎなど、火を助…

胃陰虚 いいんきょ
| |

胃陰虚 いいんきょ

胃陰虚 胃陰虚とは、胃の陰液が枯涸して胃の能力が失調することである。 胃陰枯涸の多くは、熱病の後期に現れるが、これは邪熱が長く留まって胃の陰液に影響が出たためである。久病が回復していかないと、陰液の消煉に至る。 胃陰虚の…

胃気虚 いききょ
| |

胃気虚 いききょ

胃気虚 胃気虚の多くは、飲食物の不摂生が長く続いたり、繰り返されたことによって起きるもので、そのために胃気が損傷するまでに至った状態である。もともとの体質によるものや、慢性病で元気が回復していないなどで起きる。 胃気虚に…