噯腐 あいふ・噯気 あいき・噫気 あいき
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噯腐 あいふ・噯気 あいき・噫気 あいき

噯腐・噯気・噫気とは?  胃内に滞食したものの気味が口中に排出されたものを噯腐という。『傷寒論』では「乾噯食臭」ともいう。多くは消化不良によって現れる。  胃内から排出されたもので、物がなくて息だけであれば「曖気」という…

撮空理線 さつくうりせん
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撮空理線 さつくうりせん

撮空理線とは?  撮空理線(さつくうりせん)とは、病状がとても重いときにでるものである。「撮空」とは、意識がはっきりしないなかで、空間に向かって両手を伸ばして物を取ろうとするようなしぐさ。「理線」とは拇指と食指で糸をよる…

循衣摸床 じゅんいもしょう
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循衣摸床 じゅんいもしょう

循衣摸床とは?  循衣摸床(じゅんいもしょう)とは、意識が朦朧(もうろう)としているときに、両手で衣服をまさぐったり、布団の縁をなでたりする動きのこと。意識してやっている行動ではなく、無意識でされている。 多くの場合、邪…

胃熱(胃火) いねつ・いか
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胃熱(胃火) いねつ・いか

胃熱・胃火 胃熱が盛んになると、鬱した化火が上炎する。 すなわちこれが胃熱・胃火である。 胃熱や胃火の多くの原因は、邪熱が胃を犯すことにある。 酒の飲み過ぎ、辛いものの摂りすぎ、脂っこく味の濃いものの摂りすぎなど、火を助…

胃陰虚 いいんきょ
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胃陰虚 いいんきょ

胃陰虚 胃陰虚とは、胃の陰液が枯涸して胃の能力が失調することである。 胃陰枯涸の多くは、熱病の後期に現れるが、これは邪熱が長く留まって胃の陰液に影響が出たためである。久病が回復していかないと、陰液の消煉に至る。 胃陰虚の…

胃気虚 いききょ
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胃気虚 いききょ

胃気虚 胃気虚の多くは、飲食物の不摂生が長く続いたり、繰り返されたことによって起きるもので、そのために胃気が損傷するまでに至った状態である。もともとの体質によるものや、慢性病で元気が回復していないなどで起きる。 胃気虚に…

柔肝・養肝・養血柔肝

柔肝・養肝・養血柔肝

柔肝・養肝・養血柔肝 概要 柔肝とは、肝血が不足している肝陰虚を治療することをいう。 肝陰虚になると、視力減退、両眼乾渋、夜盲、ときに頭暈耳鳴、爪甲色淡、あるいは睡眠が浅く夢が多くなる、口乾や津液が少なくなる、脈弱細とい…

五更泄瀉 ごこうせっしゃ
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五更泄瀉 ごこうせっしゃ

「五更泄瀉」とは? 「五更泄瀉」の病因 脾腎の衰弱によって、火が土を生じることができなくなり、運化、温化の作用が無力になった状態で、大便溏瀉となる。また腎泄ともいう。 「五更泄瀉」の症状 泄瀉の中でも、五更泄瀉は「五更」…