呉茱萸湯 ごしゅゆとう
呉茱萸湯とは?
この記事のポイント
呉茱萸湯は、温裏剤の中でも温中祛寒に分類される。温胃散寒、降逆止嘔の効果がある。
出典
『傷寒論』
分類
- 温裏剤
- 温中祛寒 ← 呉茱萸散
- 回陽救逆
- 温経散寒
効用
温中補虚、降逆止嘔
組成・方解
君薬: 呉茱萸(3g)
温胃暖肝祛寒、降逆止嘔
臣薬: 生姜(18g)
温胃散寒、降逆止嘔
佐薬: 人参(9g)・大棗(4枚)
益気健脾
使薬: 大棗
調和諸薬
主治
1.胃中祛寒
食べた後に胃に停滞して気持ち悪くなり、嘔きたくなる。胸膈満悶、或は胃脘痛、呑酸嘈雑
2.厥陰頭痛、乾嘔吐涎沫
3.少陰吐利、手足逆冷、煩躁欲死
参考資料
この記事を書いた人
瀬戸郁保
IKUYASU SETO
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
古医書に基づく鍼灸を追究しさらに漢方薬にも研究を拡げています。東洋医学の世界を多くの方に知っていただき世界の健康に貢献したいと思います。
東京の表参道で、東洋医学・中医学に基づいた源保堂鍼灸院・漢方薬店 薬戸金堂を営んでおります。
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