痞 ひ
「痞」とは?
[quads id=1]
痞の概要
痞とは、胸腹間に気機が阻塞不舒した一種の自覚症状のことを言う。
痞の原因
邪熱壅聚、気虚気滞が原因となる。
[quads id=1]
痞の種類
腸満の感覚がある場合は、「痞満」と称する。
邪熱阻滞が上焦にあれば、胸部痞塞となって「胸痞」と言う。
もし痰湿があり、胸痞の程度が甚だしいときは、物がそこにつかえているような違和感があり、この場合は「胸中痞硬」と称する。
邪熱阻滞が胃脘部にあり、これを按じてみると軟にして不痛の時は「心下否」と言う。
もしこれを按じて抵抗感があれば、邪熱と胃中停水が相まって阻んでいて、「心下痞硬」と称する。
急・慢性の胃腸炎、消化不良の場合は、常にこれらの症状が出現することが多くなる。
この記事を書いた人
瀬戸郁保
IKUYASU SETO
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
古医書に基づく鍼灸を追究しさらに漢方薬にも研究を拡げています。東洋医学の世界を多くの方に知っていただき世界の健康に貢献したいと思います。
東京の表参道で、東洋医学・中医学に基づいた源保堂鍼灸院・漢方薬店 薬戸金堂を営んでおります。
その他の東洋医学・中医学用語
本サイトご利用に当たってのご注意
一般の方へのご注意
本サイトは、一般の方が自己判断・自己診断をするためのものではありません。あくまで漢方薬の辞書的な記述に留めております。よって、この情報を元にして自己判断・自己診断して処方をしないで下さい。同時に、この情報を元に安易に他人にアドバイスをしたり、安易なシェアをするようなことはなさらないようにしてください。症状がある場合は自己判断せずに、適切な医療機関で受診して下さい。
専門家の方へのご注意
本サイトは、東洋医学・中医学・鍼灸などを学ぶ人が、その学習の助けになるようにと制作しているものです。それ故に、本サイトの内容は細心の注意を払って正しい内容を書くように努めております。しかしながら、不十分な点もまだまだあると思いますので、その場合はご意見・ご指導などを賜りたいと思います。コメント欄にご一報下さい。
[quads id=8]