臓躁 ぞうそう
臓躁とは?
この記事のポイント
臓躁は一種の発作的な精神の病である。現代でいうヒステリーと考えられる。
臓躁の概要
臓躁とは、一種の発作的な精神の病である。女性の患者さんに多い。
発作が起きていないときは、精神が憂鬱として、幻覚を見たり、感情が激しく動きやすいところがある。また、知覚が過敏であったり、逆に遅鈍なところがある。
発作が起きたときは、煩悶としたり、急躁や、理由もなく嘆いたり、悲傷欲哭、甚だしいときは抽搐となるが、面色は蒼白ではない。
また意識は完全に消失しているわけではなく、この点は癲癇とは異なる。
臓躁は癔病(いびょう)と類似する。
心肝血虚によるもので、情志抑鬱を兼ねる場合は血燥肝急が至ったものである。
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この記事を書いた人
瀬戸郁保
IKUYASU SETO
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
古医書に基づく鍼灸を追究しさらに漢方薬にも研究を拡げています。東洋医学の世界を多くの方に知っていただき世界の健康に貢献したいと思います。
東京の表参道で、東洋医学・中医学に基づいた源保堂鍼灸院・漢方薬店 薬戸金堂を営んでおります。
その他の東洋医学用語など
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