循衣摸床 じゅんいもしょう
循衣摸床とは?
循衣摸床(じゅんいもしょう)とは、意識が朦朧(もうろう)としているときに、両手で衣服をまさぐったり、布団の縁をなでたりする動きのこと。意識してやっている行動ではなく、無意識でされている。
多くの場合、邪盛正虚や元気が脱するときの重病者が亡くなるときの危険な現象である。循衣摸床の現象は、撮空理線と同様に、東洋医学でいう「失神」の状態のときに現れる。
撮空理線の出典
『傷寒論・辨陽明病脉証併治』
参考資料
この記事を書いた人
瀬戸郁保
IKUYASU SETO
鍼灸師・登録販売者・国際中医師
古医書に基づく鍼灸を追究しさらに漢方薬にも研究を拡げています。東洋医学の世界を多くの方に知っていただき世界の健康に貢献したいと思います。
東京の表参道で、東洋医学・中医学に基づいた源保堂鍼灸院・漢方薬店 薬戸金堂を営んでおります。
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