舌診について③ 舌診の区分・注意事項・
舌診の区分・注意事項 舌診の区分 これまで見てきたように、中医学は、古来より舌と臓腑の密接な関係を観察してきました。それらをまとめてみると、舌診の区分は以下の二つに分けることができます。 胃経による区分 五臓による区分 …
東洋医学・中医学・薬膳・鍼灸の用語の50音さ行
舌診の区分・注意事項 舌診の区分 これまで見てきたように、中医学は、古来より舌と臓腑の密接な関係を観察してきました。それらをまとめてみると、舌診の区分は以下の二つに分けることができます。 胃経による区分 五臓による区分 …
舌と臓腑の関係と舌診の原理 舌の形態 ここでは、東洋医学から見た舌の形体について述べておきます。 『形色外診簡摩・舌質舌苔辨』では、舌について以下のように説いています。 「夫舌為心竅、其伸縮展転、則筋之所為、肝之用也。其…
舌診について① 舌診は、中医学(東洋医学)の歴史の中でも最も古い頃から活用されており、すでに『黄帝内経』や『傷寒論』などの古医書(古典医籍)の中にもうかがい知ることができる。 13世紀に至って、舌診を伝えるはじめての専門…
「塞因塞用」とは? 「塞因塞用」の概要 塞因塞用は、『素問・至真要大論』に初出する反治法の一つである。 塞因塞用とは、補を以て塞を開くことである。 すなわち補益薬を用いて閉塞不通の症状をもつ病証を治療することである。 […
「青帯」とは? [quads id=1] 「帯下」は現代医学でも使われる用語ですが、ここでは主に東洋医学で使われる「帯下」について述べています。 帯下の中で、青緑がかったものを「青帯」という。 青帯の概要 女性の膣口から…
「赤帯」とは? [quads id=1] 「帯下」は現代医学でも使われる用語ですが、ここでは主に東洋医学で使われる「帯下」について述べています。 赤帯の概要 女性の膣口から出てくる粘液や組織片などの総称を「帯下」というが…
四飲とは? [quads id=1] 四飲は、以下の四つの飲のことをいう。 痰飲 懸飲 溢飲 支飲 『金匱要略』に初出する。 それぞれの解説については、以下のページを参考にしてください。 (解説ができていないのは、順次ペ…
十五絡脈 概念 十二経脉と任脉・督脉には、それぞれに本経とは別に出ている十四の絡脈があり、さらに脾の大絡(大包)を加えて、総計十五の絡脈がある。これを、「十五絡脈」「十五別絡」と称する。 [quads id=1] 十五絡…
「女貞子」とは? [quads id=8] 女貞子の出典 『神農本草経』 女貞子の分類 補虚薬 補気薬 補陽薬 補血薬 補陰薬 ← 女貞子 [quads id=1] 女貞子の性味・帰経 性味: 甘・苦 / 涼 帰経: 肝…
「石決明」とは? [quads id=1] 石決明の出典 『名医別録』 石決明の分類 平肝熄風薬 ← 石決明 石決明の性味・帰経 性味: 鹹 / 寒 帰経: 肝経 石決明の効能・主治 平肝潜陽 清肝明目 [quads i…
「潜陽」とは? [quads id=1] 「潜陽」の概念 潜陽とは、陰虚になって肝陽が上亢(上昇)したものを治療する方法である。 肝陽が上昇すると、頭痛目眩、耳鳴耳聾、肢体麻木、あるいは震巓などの症状となる。 治療には生…
「嘈雑」とは 嘈雑の病機 肺陰不充によって、肝火が脾胃を薫蒸する。 それにより、胃が調和を失ってしまい、下げる力が落ちてしまう。 すると、水穀之精微がめぐらなくなるため、肝陽揺動し、擾擾不寧して嘈雑の症状が現れる。 [q…
「小青竜湯」とは? [quads id=1] 小青竜湯の出典 『傷寒論』 [quads id=5] 小青竜湯の分類 解表剤 辛温解表 ← 小青竜湯 辛涼解表 扶正解表 [quads id=1] 小青竜湯の組成 麻黄(9g…
実脾散 じっぴさん [quads id=1] 出典 『重訂産氏済生方』 [quads id=5] 分類 祛湿剤 燥湿和胃 清熱祛湿 利水滲湿 温化水湿 ←実脾散 祛風勝湿 [quads id=1] 組成 厚朴(6g) 白…
酸棗仁湯 さんそうにんとう 出典 『金匱要略』 分類 安神剤 重鎮安神 滋養安神 ← 酸棗仁湯 組成 酸棗仁(15~18g) 甘草(3g) 知母(8~10g) 茯苓(10g) 川芎(3~5g) 効用 養血安神 清熱除煩 …
桑寄生 そうきせい [quads id=1] 出典 『神農本草経』 分類 祛風湿薬 ← 桑寄生 性味・帰経 性味: 苦 / 平 帰経: 肝経・腎経 効能・主治 祛風湿 補肝腎 強筋骨 安胎 [quads id=2] 応用…
積聚 しゃくじゅ [quads id=1] 解説 積聚とは、腹内の結塊(けっかい)のことを指す。 腫れ、痛みなどが出るなど、現れる症状は一つではない。 [quads id=5] 積と聚の違い 積 積は痛みの…
渋脈 じゅうみゃく [quads id=1] 脈象 脉の往来が艱渋し、刀で竹を切るような感じがあるもの。 滑脈と相反する脈象である。 [quads id=5] 主病 傷精 血少 気滞血瘀 挟痰 挟食 [qu…
秦艽 じんぎょう [quads id=1] 分類 祛風湿薬 ← 秦艽 性味・帰経 性味: 苦・辛 / 微寒 帰経: 胃経・肝経・胆経 効能・主治 祛風湿 舒筋絡 清虚熱 [quads id=2] 応用 1.風湿痹痛・周身…
炙甘草湯 しゃかんぞうとう 別名:復脈湯 [quads id=1] 出典 『傷寒論』 分類 補益剤 補気 補血 ← 炙甘草湯 気血双補 補陰 補陽 効用 益気滋陰 補血復脈 [quads id=3] 主治 気虚気弱 結代…