方剤名方剤学用語(C)東洋医学・鍼灸・漢方辞典 oriental medicine acupuncture

小青竜湯 しょうせいりゅうとう

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「小青竜湯」とは?

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小青竜湯の出典

『傷寒論』

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小青竜湯の分類

  • 解表剤
    • 辛温解表 ← 小青竜湯
    • 辛涼解表
    • 扶正解表

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小青竜湯の組成

  • 麻黄(9g)
  • 芍薬(9g)
  • 細辛(3g)
  • 乾姜(3g)
  • 甘草(3g)
  • 桂枝(6g)
  • 半夏(9g)
  • 五味子(3g)

※各生薬の用量は、『方剤学』(上海科学技術出版社)第45版による。

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小青竜湯の効用

  • 解表蠲益
  • 止咳平喘

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小青竜湯の主治

風寒客表・水飲内停
悪寒発熱、無汗、喘咳、痰多にして稀あるいは痰飲咳喘、平卧できず、あるいは身体疼痛、頭面四肢浮腫、舌苔白滑、脈浮

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小青竜湯の組成・方解

小青竜湯の証の解説

もともと水飲がある人は、脾肺の気が必ず虚している。
さらにそこに外感風寒を感受すると、水寒相搏して皮毛閉寒となるため、肺気はますます困難となり、輸転不利となり、水飲が心下に蓄積することになる。
すると、上犯迫肺、肺寒気逆して悪寒発熱、無汗、不渇、喘咳痰多で清稀にして粘で咯出が容易ではない、身体疼重、甚だしければ水飲が皮膚に溢れて浮腫となる。
舌苔は白渇で潤、脈浮となる。

このような状態のときは、発汗解表をしても水飲は除かれず、蠲化水飲をしても外邪は解けないので、発汗蠲飲、内外合治をしなくてはいけいない。

方解

  • 麻黄桂枝:君薬:発汗解表、除外寒にして宣肺気をする。
  • 乾姜細辛:臣薬:温肺化飲、麻黄と桂枝の解表を助ける

肺気逆が甚だしい場合、すでに肺気が耗傷されていてることがある。
そのため、辛温発散だけを用いると、温燥傷津してしまう。

そこで・・・

  • 五味子:佐制の用:斂気
  • 芍薬:佐制の用:養血
  • 半夏:佐薬:袪痰和胃にして散結
  • 炙甘草:使薬・佐薬:益気和中、また辛散・酸収の間を調和する

以上の八味が相配されることで風寒が解かれ、水飲が去って、肺気が再び伸びやかになる。宣降有権、諸証自平する。

ただし、小青竜湯は総じて辛散温化が主となっているので、必ず肺に水寒相搏がないといけない。
原書には、小青竜湯が挙げられたあとに加減諸方があるが、各家一致していない。『医宗金鑑』には充実した解説がある。

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小青竜湯の附方

小青竜湯加石膏

出典:『金匱要略』
組成: 小青竜湯+石膏(9g)
効用: 解表蠲飲、兼除煩躁
主治: 肺脹、心下有水気、欬して上気、煩躁して喘、脈浮

小青竜湯加石膏湯証は、外邪と内因が相搏したもので、邪熱が至ったものを兼ねている。故に、小青竜湯の解表蠲益に少量の石膏を加えて、清邪熱にして除煩躁をする構成である。
原書には、小青竜加石膏湯の注に、「煮取三升、強人服一升、羸人減之、小児服四合」とある。これは、この方剤が強力で、病人の体力の強弱を見て剤量を酌定すべきであることを説いたものである。小青竜湯は臨床においては審情酌量し、深追いしないようにする。

射干麻黄湯

出典: 『金匱要略』
組成
射干(6g)麻黄(9g)生姜(9g)細辛(3g)紫菀(6g)款冬花(6g)
大棗(3枚)半夏(9g)五味子(3g)
効用: 宣肺袪痰、下気止咳
主治: 咳而上気、喉中有水鶏声音

射干麻黄湯証は、痰飲鬱結、肺気上逆に対して用いる。
麻黄は宣肺気。射干は開痰結。生姜、細辛、半夏、紫菀、款冬花は除痰下気。五味子は収肺気。大棗は養脾胃。痰を去って気順とし、自然と咳が止まり、喉中水鶏声もまた除かれる。

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参考資料

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