潜陽 せんよう
「潜陽」とは?
「潜陽」の概念
潜陽とは、陰虚になって肝陽が上亢(上昇)したものを治療する方法である。
肝陽が上昇すると、頭痛目眩、耳鳴耳聾、肢体麻木、あるいは震巓などの症状となる。
治療には生牡蠣、生竜骨、生石決明、真珠母、磁石、代赭石などの、質重鎮堕の薬物を用いるが、このように、虚陽を収斂することを「潜陽」と称する。
潜陽とは、陰虚になって肝陽が上亢(上昇)したものを治療する方法である。
肝陽が上昇すると、頭痛目眩、耳鳴耳聾、肢体麻木、あるいは震巓などの症状となる。
治療には生牡蠣、生竜骨、生石決明、真珠母、磁石、代赭石などの、質重鎮堕の薬物を用いるが、このように、虚陽を収斂することを「潜陽」と称する。
舌質(舌神、舌色、舌形、舌態)を診る 舌の形態 ここでは、東洋医学から見た舌の形体について述べておきます。 『形色外診簡摩・舌質舌苔辨』では、舌について以下のように説いています。 「夫舌為心竅、其伸縮展転、則筋之所為、肝…
汗法 分類 八法 汗法 和法 下法 消法 吐法 清法 温法 補法 解説 汗法とは、生薬が持っている宣発肺気、調暢営衛、開泄腠理などの作用によって、人体の肌表部にある外感六淫の邪気や、表証にある癰腫、麻疹、水腫早期(比較的…
弁証・弁証論治 解説 四診法(望・聞・問・切)とう東洋医学独自の診察方法を用い、身体の体質、症状などの情報を収集し、それらを分析、統合して、疾病の原因、性質、部位、正気と邪気の関係などを把握すること。 「論地」と併せて、…
胃寒 胃寒とは、胃の陽気を損傷した状態のことをいう。 胃寒になる原因は、生ものや冷たいものを過食したり、完了剋伐の薬物を多用したことにある。また、体質として胃が冷えやすいということもある。 胃寒になると、胃の陽気がないた…
柔肝・養肝・養血柔肝 概要 柔肝とは、肝血が不足している肝陰虚を治療することをいう。 肝陰虚になると、視力減退、両眼乾渋、夜盲、ときに頭暈耳鳴、爪甲色淡、あるいは睡眠が浅く夢が多くなる、口乾や津液が少なくなる、脈弱細とい…
実脾散 じっぴさん 出典 『重訂産氏済生方』 分類 祛湿剤 燥湿和胃 清熱祛湿 利水滲湿 温化水湿 ←実脾散 祛風勝湿 組成 厚朴(6g) 白朮(6g) 木瓜(6g) 木香(6g) 草果仁(6g) 大腹子(6g) 附子(…