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梅核気

中医基礎理論用語C)東洋医学・鍼灸・漢方辞典dictionary oriental medicine

梅核気 ばいかくき

概要

梅核気は、鬱証に属する症状の一つである。

自覚的には、実際に物はないのに、咽喉の中に物があるような閉塞した感覚があり、これを吐き出そうとしても出ず、これを飲み込もうにも下におりていかない。

梅核気には咽喉中に梗塞感があるが、多くは情志不暢、情志不舒によって出現する。

意識が咽に集中してしまうためにいつも気になってしまうが、食事をしているときは梗塞感がなくなる。

年齢の若い女性に起きやすいという特徴がある。

気逆痰阻、無形の邪に属する。

梅核気には、半夏厚朴湯が効果を示す。

噎膈との比較

同じような梗塞感・閉塞感の症状で、噎膈というものがある。

噎膈は梗塞感が食道にあるため、食事をしているときに梗塞感を感じる。

多くの場合進行し、症状は重くなっていく。甚だしい場合は飲食が下りず、食事が入っても吐いてしまう。
食道癌も噎膈の一つなので、あまりに甚だしい場合は鑑別に注意を要する。

噎膈は中老年の男性に多く発症し、痰、血、瘀阻が食道に発生する、有形の邪である。

参考資料

表参道で鍼灸院を営んでいます。
古典的な鍼灸をする者として、言葉の定義も丁寧にしていきたい今日この頃です。

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