東洋医学・鍼灸・漢方・薬膳にまつわる言葉を解説しています。

陰陽互根

中医基礎理論用語C)東洋医学・鍼灸・漢方辞典dictionary oriental medicine

陰陽互根

概要

陰と陽は対立する間柄にありながら、陰も陽も、お互い自分自身の存在・発展・運動に、相手の存在を必要としている。

つまり、陰があるから陽は存在でき、陽があるから陰は存在でき、そしてさらにお互いの働きも促進される、お互い助け合う関係にある。陰と陽は、自分が存在するために相手を必要としているのである。

一つ目は、ある事物の中には陰と陽の両方の性質を既に持っているということである。例えば人間でも、男らしい女性もいれば、女性らしい男もいるように、男だからと言って男だけの性質だけを持つのではなく、男の中には、女性らしい面もあり、だからこそ人間としての陰陽を保つことが出来るとも言える。これを”有陰必有陽,有陽必陰”という。

二つ目は、陰陽は、お互いを生じ、発展・変化していくときに、お互いの存在が根拠になるというものである。これを”陰生陽長,陽生陰長”という。

三つ目は、陰陽が転化していくときに、この転化の時においても、陰陽がその根拠になると言うことである。

以上のように、陰陽互根とは、陰と陽がお互いにお互いを必要としあっているという、依存関係のことを言うが、これを身体に応用してみてみると、物質とハタラキ、物質と物質、ハタラキとハタラキという生理学に応用することが出来る。例えば血液の運行は、気というハタラキと血という物質の協調関係によって行われるものであるが、これは陽である気が動力であり、陰である血が水穀之精微などの物質を運ぶ物質であることを陰と陽で表現しているのである。この協調関係が壊れたときが病気の時であり、「陰陽互損」「陰陽離決」などと言う。

参考資料

表参道・青山・原宿・渋谷エリアにある源保堂鍼灸院の院長をしています。

伝統鍼灸を主体にしておりますので、中医学も含めた、役に立つ情報をお届けしたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です