知母 ちも
「知母」とは?
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知母の出典
『神農本草経』
知母の分類
- 清熱薬
- 清熱瀉火薬 ←知母
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知母の性味・帰経
性味: 苦・甘 / 寒
帰経: 肺経・胃経・腎経
知母の効能・主治
- 清熱瀉火
- 滋陰潤燥
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知母の応用
1.温熱病で邪熱亢盛、壮熱、煩渇、脈洪大などの胃実熱証
知母には清熱瀉火除煩の作用がある。
石膏と配伍して効果が強まる(例:白虎湯)。
2.肺熱咳嗽、陰虚燥咳、痰稠などの証
知母は清瀉肺火、滋陰潤肺の効能がある。
貝母と一緒に用いることで、清肺化痰止咳作用を活かすことができる(例:二母散)。
3.陰虚火旺、肺腎陰虧による骨蒸潮熱、盗汗、心煩などの証
知母には、滋陰降火の作用がある。
黄柏と相須の関係にあり、養陰薬の中に配伍される(例:知柏地黄丸)。
4.陰虚消渇で、口渇、飲多、尿多が見られるもの
知母には滋陰潤燥、生津止渇の効能がある。天花粉、五味子などと配伍することで、その効果が増強される(例:玉液湯)。
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知母の用量用法
6~12g
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知母の使用注意
知母の性質は寒潤であるために、よく滑腸する。
故に、脾虚便溏があるものには不適である。
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参考資料
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