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升麻葛根湯

方剤名方剤学用語(C)東洋医学・鍼灸・漢方辞典

升麻葛根湯 しょうまかっこんとう

出典

『閏氏小児方論』

分類

  • 解表剤
    • 辛温解表剤
    • 辛涼解表剤 ← 升麻葛根湯

組成・方解

組成・方解

  • 君薬
    • 升麻(3g):陽明風邪を散じ、胃中清陽を昇らせて解毒透疹する。
  • 臣薬
    • 葛根(3g):軽揚発散作用で腠理を開いて発汗させる。そして津液を昇らせて除熱する。
  • 佐薬
    • 芍薬(6g):和営泄熱
    • 甘草(3g):益気解毒
    • 佐薬は升麻と葛根の透疹、解毒清熱を助ける。
      芍薬と甘草は相合して養陰和中の作用があるので、汗出疹透させても、気陰を傷らないようにすることができる。故に、麻疹初期で疹がまだ発していないものや、発疹していても暢透できていないものに使用する。逆に、疹点透達が順調であれば禁用となる。

効用

  • 解肌透疹

主治・応用

1.痘疹・麻疹の初期

麻疹の初期で未だに発していないと。あるいは発していても不透の場合。身熱頭痛。

麻疹によって肺胃蘊熱したり、あるいは時行之気に感じてはっしたときは外透するのが順である。もし初期で未だに発していなかったり、あるいは発していても不透の場合は、必ず腠理を開いて皮毛を疏して疹が外透するのを助ける必要がある。そうすると、邪が出て行く出路を作ることができれば、自然に熱が退いて病が除かれる。

参考資料

表参道で鍼灸院を営んでいます。
古典的な鍼灸をする者として、言葉の定義も丁寧にしていきたい今日この頃です。

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