桂枝湯
桂枝湯
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出典
『傷寒論』
分類
- 解表剤
- 辛温解表剤 ← 桂枝湯
- 辛涼解表剤
- 扶正解表剤
組成・方解
君薬: 桂枝(9g)
解肌発表、表にある風邪を去る
臣薬: 芍薬(白芍)(9g)
益陰斂営、斂固外泄之営陰
桂枝と芍薬は相須の関係で、営衛を調和する。
桂枝と芍薬の配合によって、発汗が正気を傷らないようにし、斂陰して邪気を留めないようにする。
佐薬: 生姜(9g)・大棗(3枚)
生姜は嘔くのを止め、桂枝と配合して解表をする。
大棗は益気補中。
生姜と大棗は、営衛を調和する常用の組み合わせである。
使薬: 甘草(6g)
調和諸薬
桂枝と合して、辛甘が陽と化して衛を実する。
芍薬と合して、散甘が陰と化して営を和する。
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効用
解肌発表・営衛不和
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主治
外感風寒表虚証
悪寒発熱、無出頭痛、鼻鳴乾嘔
舌苔: 白不渇
脉 : 浮緩あるいは浮弱
附方
桂枝加竜骨牡蛎湯
桂枝加朮附湯
桂枝加葛根湯
参考資料
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中医臨床のための方剤学
中国傷寒論解説
皇帝の漢方薬図鑑 (じほう図鑑シリーズ)