胃気虚 いききょ
胃気虚
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胃気虚の多くは、飲食物の不摂生が長く続いたり、繰り返されたことによって起きるもので、そのために胃気が損傷するまでに至った状態である。もともとの体質によるものや、慢性病で元気が回復していないなどで起きる。
胃気虚になると、飲食物を受納したり、水穀を腐熟する能力が落ちる。
胃が飲食物を受け入れられなくなったり(胃能不佳ともいう)、飲食物の味がしない、食べたくないといった症状が生じる。
また、胃失和降になるので、脘腹脹満、隠痛などや、甚だしいときは胃気上逆に至り、噯気、悪心、嘔吐、吃逆(呃逆)などが生じる。
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