香附子
「香附子」とは?
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香附子の出典
『名医別録』
香附子の分類
- 理気薬 ← 香附子
香附子の性味・帰経
性味: 辛・微苦・微甘 / 平
帰経: 肝経・三焦経
香附子の効能・主治
- 疏肝理気
- 調経止痛
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香附子の応用
1.肝気鬱滞による脇肋作痛、脘腹脹満および疝痛
香附子の性味を見てみると、味は辛でよく散じ、さらに微苦でよく降ろす。そしてさらに微甘なのでよく和すこともできる。
性は平(不寒・不熱)ということもあり、疏肝解鬱、調理気機によく、行気止痛の効果も備わっている。
脇痛に用いるときは、柴胡、白芍、枳殻などと配伍される。
肝気犯胃、中焦気行不暢の治療のときは、木香、佛手などと一緒に用いられる。
寒凝気滞、胃脘疼痛に対しては高良姜を配伍した良附丸がある。
寒疝腹痛に至ったものには、小茴香、烏薬などと一緒に用いる。
2.月経不調、痛経、乳房脹痛などの証
香附子は婦科常用なので、肝気鬱結にして月経不調、乳脹、腹痛などがある証には最も適用される。
当帰、川芎、白芍、柴胡などと配伍されて疏肝行滞、調和気血することができる。
乳房結塊、経前作脹のようなときは柴胡、当帰、瓜蒌、青橘葉などと配伍して、行気和営、疏肝散結する。
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香附子の用量用法
6~12g
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参考資料
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