訶子
訶子 かし
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分類
- 収渋薬 ← 訶子
性味・帰経
性味: 苦・酸・渋 / 平
帰経: 肺経・大腸経
効能・主治
- 渋腸
- 斂肺
- 下気
- 利咽
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応用
1.久瀉、久痢、脱肛
訶子は渋腸止瀉の作用があり、下気消脹も兼ねる。 方剤として使うときは、証候の寒熱を弁別して配伍の選択をする。 例えば詞子散は、黄連、木香、甘草を配伍したもので、久痢腹痛にして熱を有するものに使用する。 訶子皮散は、訶子と乾姜、罌粟殻、陳皮などと配伍したもので、虚寒久瀉、あるいは脱肛の証を治療する。
2.肺虚喘咳あるいは久咳失音
訶子には斂肺下気止咳の作用があり、また清肺利咽開音の作用もある。 例えば訶子湯は桔梗、甘草と配伍して失音、不能言語を治療する。 訶子飲は杏仁、通草、煨姜と配伍して久咳、語言不出を治療する。
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用量用法
3~10g 斂肺清火開音には生用。 渋腸止瀉は煨用。
使用の注意
外は表邪、内は湿熱積滞は忌服。
別名
訶黎勒
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参考資料
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