仮神
仮神 かしん
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解説
仮神とは、危篤の患者さんに出現するもので、精神が一時的に好転したものをいう。
しかし、これは生命が終わる前兆で、決して良いものではない。
つまり仮神とは、久病重病の人で、すでに神を失っている人に出る。
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出現する症状としては、突然精神が良くなった感じで、目の光が亮くなり、言語も休まず、親しい人が思い浮かばれたりする。
或いは病が進み、語声が低微断続、忽ちに清亮、あるいは面色が晦暗だったものが突然顴赤如妝、あるいは食欲がほとんどなかったものが突然増強したりする。
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精気が衰竭して極まると、陰が陽を収めることができなくなり、虚陽が外越して一時的に好転したような仮象が出現する。
古人はこの現象を、「残灯復明」「回光返照」と呼ぶ。陰陽がまさに離脱しようとする危険な徴候である。
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参考資料
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