疏肝 そかん
「疏肝」とは?
「疏肝」の概念
肝気の鬱結を散らすこと。
肝はとても強い臓器で、『黄帝内経』の「霊蘭秘典論」では、肝臓は将軍に喩えられます。
それくらい強い肝ですから、抑制されると鬱滞もしやすくなります。
肝をのびやかにしてあげる、疏肝は、肝臓にとってとても大切な治療法則になります。
山楂子とは? 山楂子の出典 『新修本草』 山楂子の性味・帰経 性味酸・甘微温 帰経脾経胃経肝経 山楂子の分類 消食薬 ← 山楂子 山楂子の効能 消食化積 活血散瘀 山楂子の効能・作用 1.食滞不化、肉食不消、脘腹脹満、腹…
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炙甘草湯 しゃかんぞうとう 別名:復脈湯 出典 『傷寒論』 分類 補益剤 補気 補血 ← 炙甘草湯 気血双補 補陰 補陽 効用 益気滋陰 補血復脈 主治 気虚気弱 結代脈が現れ、動悸、体羸気短、舌光色淡、少津 虚労肺痿 …
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舌診について① 舌診は、中医学(東洋医学)の歴史の中でも最も古い頃から活用されており、すでに『黄帝内経』や『傷寒論』などの古医書(古典医籍)の中にもうかがい知ることができる。 13世紀に至って、舌診を伝えるはじめての専門…