延胡索
延胡索 えんごさく
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分類
- 活血祛瘀薬 ← 延胡索
性味・帰経
性味: 辛・苦 / 温
帰経: 心経・肝経・脾経
効能・主治
- 活血
- 行気
- 止痛
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応用
1.気血凝滞による心腹および肢体疼痛などの証
延胡索は辛散温痛の性質があるので、活血、行気の作用をもっており、良好な止痛効果を現してくれる。故に、身体各部位の、広汎で多種の疼痛証候に用いられる。
『本草綱目』の記載には、胃脘心痛が忍ぶことができないくらいのとき、及び、腹痛垂危の証には、延胡索単用を研末したものを飲むと奏功するとある。
- 川楝子と配伍されて、気滞血瘀、脘腹疼痛に。
- 小茴香と配伍されて、疝気痛に。
- 当帰、川芎、白芍、香附などと配伍されて、経行腹痛に。
- 瓜蒌、薤白、鬱金、烏薬などと配伍されて、胸脇作痛に。
- 当帰、桂枝、赤附などと配伍されて、四肢あるいは周身の血滞疼痛に。
- 当帰、川芎、乳香、没薬などと配伍されて、跌打傷痛に。
2.その他
近年の臨床では、活血行気薬として常用されており、冠心病に用いられ、心絞痛の緩解に効果を現している。また、不整脈の治療にも用いられたりもする。
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用量用法
5~10g
研末服は1.5~3gで、温開水送服
醋製すると止痛の効力が強化される。
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参考資料
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