経絡経穴(けいらくけいけつ)は、鍼灸医学の基本中の基本です。

この経絡経穴の運用を学ぶ前に、しっかりと名前や位置を覚えておく必要があります。

そのためには、絵で観て分かる直感的なものがあると便利です。

まずはじめにご紹介するのが、『経穴マップ』。

こちらは、十二正経と奇経だけではなく、奇穴なども網羅しています。さらに筋肉や骨の名前が記されているので、場所も特定しやすいところがあります。特に鍼灸学校で学び始めた方には、筋肉や骨の解剖学を学ぶにも便利で実践的な一冊になると思います。

[quads id=2]

その次にご紹介するのが、『カラーアトラス取穴法』。

取穴を学ぶには、実践が大事です。しかし実践だけではなく、それを補う直観的なテキストがあるとより有効です。この『カラーアトラス取穴法』は、ツボの詳しい解説というよりは、取穴をするときの直観的な資料といったものです。実際の人体の写真に書かれた流注とツボの位置を、大きな写真で見ることができます。紙面も大きいのではっきりと分かりますし、実践的です。専門家はもちろん、一般の方にとっても、ツボを見つけるのにいい資料となると思います。
著者は正奇経の理論でも著名な山下詢先生と、経穴の標準化の国際会議のメンバーでもある形井秀一先生です。

[quads id=3]