症状症候用語C)東洋医学・鍼灸・漢方辞典dictionary oriental medicine

赤帯 せきたい

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「赤帯」とは?

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「帯下」は現代医学でも使われる用語ですが、ここでは主に東洋医学で使われる「帯下」について述べています。

赤帯の概要

女性の膣口から出てくる粘液や組織片などの総称を「帯下」というが、「赤帯」はその中でも、淋瀝(たらたらと出続ける)して途絶えず出てくるもので、色は紅く粘濁し、血液に似るが血液ではないもの。流出する分泌物が純粋に紅いものは「経漏」に属し、白色も混ざるものは「赤白帯」ともいう。

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赤帯の機序

赤帯は、一般的には心肝火盛によるもので、熱に属するものが多い。

経漏は、飲食労倦、脾失健運、湿熱下迫によることが多く、虚に属するものが多い。

赤白帯は、湿熱留恋や、胞内に瘀血があるものが多い。

情志鬱結によって起きるものがあるが、この場合は湿熱挟雑するものが多い。

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赤帯の注意

赤帯の場合は、子宮頸部の糜爛、子宮筋腫によるものもあり、また、長期間続いているものは子宮癌などのこともあるので、注意が必要である。

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