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胃熱(胃火) いねつ・いか

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胃熱・胃火

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胃熱が盛んになると、鬱した化火が上炎する。
すなわちこれが胃熱・胃火である。

胃熱や胃火の多くの原因は、邪熱が胃を犯すことにある。
酒の飲み過ぎ、辛いものの摂りすぎ、脂っこく味の濃いものの摂りすぎなど、火を助長して熱を生じる。あるいは、気滞、瘀阻、痰湿、食積などによって鬱結して化熱することもあり、どれもが胃熱・胃火につながる。
また、肝胆の火が胃に嘔逆して犯して胃熱・胃火になることもある。

胃熱、胃火は胃の水穀を腐熟する機能を亢進させて、胃中嘈雑、消穀善飢などの症状になる。
熱が盛んで火熾すると、多くは津液を消煉し、燥熱内結にいたって、胃は降ろす力を失い、口苦、煩渇引飲、大便秘結などになる。甚だしい場合は、傷陰耗液して胃陰虚になる。

胃火上炎すると、胃気上逆になり、悪心、嘔吐、酸苦黄水などの症状になる。
また、胃火が経脉に巡って上炎していくと、歯痛齦腫、衄血になる。
火熱が胃の経絡を灼傷して血が上溢して嘔血することもある。

 

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胃の失調について - 東洋医学の用語集|東洋医学・鍼灸・漢方薬の辞典・用語集 へ返信する コメントをキャンセル

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