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女貞子 じょていし

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「女貞子」とは?

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女貞子の出典

『神農本草経』

女貞子の分類

  • 補虚薬
    • 補気薬
    • 補陽薬
    • 補血薬
    • 補陰薬 ← 女貞子

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女貞子の性味・帰経

性味: 甘・苦 / 涼

帰経: 肝経・腎経

女貞子の効能・主治

  • 補益肝腎
  • 清熱明目

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女貞子の応用

1.肝腎陰虚の頭昏目弦、腰膝痠軟、若白髪

女貞子はよく補益肝腎する。
二至丸のように、旱蓮草と一緒に用いて、肝腎陰虚による頭昏目弦、腰膝痠軟、若白髪を治す。
『簡便方』の中には、二至丸に桑椹を加えて効果を強めたものが記載されている。

2.陰虚発熱、陰虚生内熱

女貞子は、肝腎の陰を補益し、よく虚熱を清する。
多くは地骨皮牡丹皮生地黄などと一緒に用いる。

3.肝腎陰虚による視力減退、目暗不明

女貞子は補益肝腎にして明目の効果をもっている。
熟地黄、兎絲子、枸杞子などの補肝腎明目薬と一緒に用いて肝腎陰虚による視力減退、目暗不明の証を治す。

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女貞子の用量用法

10~15g

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女貞子の使用注意

女貞子は補陰をしてもすることはない。
しかし、性質は涼性に偏ってはいるので、脾胃虚寒泄瀉および陽虚のものは忌服とする。

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参考資料

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